葬式 日取り
お葬式の日程では、亡くなった日の翌日に通夜、
翌々日が葬儀・告別式ということ多いようです。
しかし、亡くなった時間が夜遅かったりした場合など、
準備に時間もかかりますし、僧侶の都合や
日柄を考慮する場合もあるので、日程は前後することもあります。
また、年末年始にかけて休む火葬場が多いことも知っておきましょう。
お葬式での日柄、というと、
お葬式は仏滅に、とも考えられることがあります。
実はこの仏滅は六曜から来るもの。仏教と六曜とは異なります。
つまり、この六曜(先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口)と
お葬式の日取りは関係ないのです。
仏滅は元は六曜の「仏も滅するような大凶日」。
「物滅」と呼ぶようになり、これに近年になって
「佛(仏)」の字が当てられたものです。
お葬式は友引に行うと、友を引いてしまうため、避けた方が良い、
とも言われていますが、これも迷信。
六曜は、暦注の一つで、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6種をいい、
先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の順に繰りかえすもので、
日の吉凶をあらわしています。
六曜と仏教とは関係がないため、お葬式の日取りには特に影響しません。
六曜は賭け事、勝負事から入って来ており、
友引とは「勝負事で何事も引分けになる日」という意味。
時間帯では朝夕は吉、昼は凶となります。
つまり、字としては「友を引く」となっていますが、
本来の意味としては「友を引く」意味はありません。
しかし、このような迷信が一般的に広がり、
友引の告別式は少ないことから、
火葬場でもお休みにしているところが多いようです。
その後の法要は仏式では、最初に初七日(七日目)、
その後七日おきに法要がありますが、
今は七七日(四十九日)法要まで何も行わなくなってきています。
また、初七日もお葬式の時、
火葬場から帰ってきた遺骨を迎える還骨勤行とともに
行うところも多くなってきています。
年法要では翌年の祥月命日(死亡した日と同月同日)を一周忌といい、
死亡して満二年が三回忌になります。
つまり、亡くなった翌年、翌々年と法要が二年続きます。
この後、七、十三、十七、二十三、二十五、二十七、三十三、
三十七さらに五十、百回忌となります。
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